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今さら聞けない！「仕出し弁当」「宅配弁当」「ケータリング」の違い

何かと便利なお弁当。最近は手軽に利用できるものが増えています。配達してくれる店舗も多くなり、買いに行かなくても美味しいお弁当が食べられる時代です。
そこで気になるのがお弁当の種類です。「仕出し弁当」「宅配弁当」「ケータリング」。どれも配達してくれることは共通しているのですが、実際には細かい違いがあります。それぞれの特徴についてご紹介します。

1 「仕出し弁当」「宅配弁当」「ケータリング」とは
2 料理のジャンルは？シーンで選べるバリエーション
3 シーンに応じた選択で豊かな食生活を楽しめる

「仕出し弁当」「宅配弁当」「ケータリング」とは

弁当が並んでいる写真

配達のお弁当には3つの種類があります。

・仕出し弁当

・宅配弁当

・ケータリング

一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。どれも注文すれば配達されるスタイルですが、どのようなシーンで利用するかによって違いがあります。

仕出し弁当とは

仕出し弁当とは、冠婚葬祭や会議のようなあらたまった席や、おもてなしの席で使われることが多いお弁当です。幕の内弁当や松花堂弁当が有名ではないでしょうか。

懐石料理やお寿司といった伝統的な和食がメインで、栄養バランスに配慮された料理が提供されます。見た目にも美しく、しっかりとした食器に盛り付けて届けられます。食器はあとで店舗が回収に来てくれます。最近では、使い捨て容器を採用している店舗もあるようで、その場合は雰囲気を損なわないよう容器にも気を配り、高級感のあるものを採用している場合が多いです。用途によって使い分けされると良いですね。

また、冠婚葬祭のように非日常での利用にも対応している点が仕出し弁当の特徴です。宅配弁当やケータリングではカバーできない曜日や時間帯でも、必要な料理を必要な数だけ整えてくれるのはうれしい一面だと言えるでしょう。

対応地域が広い店舗が多いことも特徴です。「このお店がいい」と希望があれば、多少遠くても対応が可能です。「近所に仕出し弁当のお店がない」「チェーン店ではなく伝統料理で有名なお店の仕出し弁当がいい」という人でも安心ですね。

宅配弁当とは

宅配弁当とは、特別な日に限らず日常的に利用されているお弁当です。利用シーンはとくに決まっておらず、ちょっとした集まりでも幅広く利用できます。

届け先は自宅や職場などさまざまです。なかにはランチタイムに社員が食べられるよう、大量購入する企業もあります。地域の人々の集まりやイベントのときに、おもてなし用として高級弁当を注文することも。

当日の注文に対応している店舗が多いのも特徴です。一般のご家庭で「今日の夕飯はお弁当にしよう」と突然思い立っても、わざわざ買いに行かずにおいしいお弁当が食べられるのはうれしいですね。

容器はほとんどが使い捨てです。食べたらそのままゴミに出せる手軽さも、宅配弁当ならではのメリットでしょう。

宅配と聞くとピザやお寿司のデリバリーが有名ですが、最近はファミリー向けの栄養バランスの良いお弁当も増えています。一人暮らしの高齢者に毎日届けるサービスも展開されており、地域の見守り役をになう一面も見られるようになりました。

ケータリングとは

ケータリングは仕出し弁当や宅配弁当とは大きく違うタイプです。仕出し弁当や宅配弁当は「お弁当を届ける」のですが、ケータリングはそのシーンに必要なものをすべて準備し、設置・撤収までをおこないます。
料理や飲み物に加え、テーブルや椅子も配達し、会場を整えて、集まりが終われば撤収作業をするという、いわば「集まりのセッティングから片付けまですべてを提供する」形です。
食器やカトラリーも提供されるため、極端な話、何も準備しなくても場を整えられるのが大きなメリットですね。

企業の記念式典や大がかりなパーティーなど、大きな集まりに利用することが多いようです。準備から撤収まですべてを請け負ってくれる形式のケータリングなら、集まりをプロデュースする担当者も安心して任せられるでしょう。